TARROW TOKYO × SOCIAL APARTMENT Article.2 | TARROW TOKYO
TARROW TOKYO × SOCIAL APARTMENT Article.2
今回は、実際に制作していく洋服を決めるまでの流れを記載いたします。プロジェクトについての説明は前回の話をご覧ください。
●はじめまして、ネイバーズ上北沢の皆さん
ネイバーズ上北沢の6名と初顔合わせ。
これからしばらく企画を共にしていただくこともあり、気兼ねないコミュニケーションが取れるようオフィスまでお越しいただきました。
●プロジェクトの構想
今回のようなコラボレーション企画を実施することはタロウにとって初めてなので、どのように進めていったらいいのか迷い、手探りの状態でスタートしました。
まずは意見交換をして、重要になりそうなキーワードをまとめました。
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長く着られる服
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暮らしの質を今より少しだけ高める服
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コミュニケーションを取るきっかけになる服
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気にせず洗える服
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外着、部屋着両方で使える服
そして、企画がぶれてしまわないよう共通認識も設定。
- 「中途半端に手を広げすぎず、自分たちの目が届く範囲で本気でものをつくることを今回のプロジェクトで達成する」
- 「半径3mに住む隣人たちが喜ぶ・求める服は”何か”を徹底的に突き詰めて洋服をつくる」
ここまで話してようやく企画の輪郭が見えてきました。
今回のプロジェクトでは、ネイバーズで暮らす皆さんならではの課題感を突き詰め、最終的には一般の方が抱える課題も解決できるような洋服づくりができるのが理想です。
議論を重ね、「ラウンジウェア」を作る方向で話はまとまりました。
これにいたるきっかけとなった課題があります。
それは、「共有スペース(ラウンジ)に行くときの服装に迷う」というもの。
ソーシャルアパートメント内の共有スペースは、他の入居者も利用するスペースなので、ある程度人目を気にする必要があります。わざわざ着替えて利用する人が意外と多いそう。
もし、部屋でも共有スペースでも、そしてお出かけにも使える、そんな洋服がつくれたら、リモートワークをしている方をはじめ、様々な人の役に立てるのではないでしょうか。
そういう想いもあり、「ラウンジウェア」を作ることにしました。
●洗える、着心地が良い、高見えする。この3つを叶えたい。
それぞれのシーンで求められることは違います。
例えば部屋着であれば、「着心地が良い」ことが重要になりますし、
外着であれば、ラフになり過ぎない適度な「高み見え」感があって欲しいです。
そしてなにより、利用頻度も高くなるであろうことから、洗うことにストレスを感じない服であることが好ましいです。
このような流れからプロジェクトの構想を作ってきました。
次回はサンプルを作るまでをご紹介します。